【種類多すぎ?】お仏壇の選び方まとめ【予算も解説】
✓ 本記事の内容
- お仏壇の選び方(予算も解説)
- お仏壇選びの注意点
この記事を書いている僕は、仏壇職人13年ほど。
そして僕が勤めるマルスエ佛壇では、職人として、販売店として、高級品から普及品まで年間100本のお仏壇に携わっているので、記事の信頼担保に繋がると思います。
*記事は3分ほどで読み終わります。詳しい解説は詳細リンクを貼っておきました。
お仏壇の種類
お仏壇は大きく分けて3種類です。
- その①金仏壇
- その②家具調仏壇
- その③それ以外
上記のとおり。
なお、各項とも、詳しく解説しだすと長くなってしまうので、本記事ではそれぞれさくっと解説します。
まずはカテゴリごとにイメージを掴んでもらって、詳解リンク先の記事で詳しく調べていただければなと。
その ① 金仏壇
- イメージは「お寺のミニチュア」
- 漆塗り・蒔絵・金箔・彫刻・錺金具など、お寺のようなデザイン
- 比較的大きく、基本的には仏間に入れるようにサイズが最適化されている
予算はピンキリです。
中国産の小型のものは20万円〜
国産の伝統工芸品は1000万円を超えるものもあります。
お仏壇の中では高級品に位置するので、高価です。
繰り返し修復できるのも金仏壇の特徴で、代々引き継いでいくのにふさわしいお仏壇です。
長く使うことを前提として作られているため、長寿命なお仏壇が多いです。
詳しくは:【サイズ・価格・宗派】金仏壇まとめ【選び方も解説】
その ② 家具調仏壇
- イメージは「家具」
- ウォールナットなどの洋風な木材に科学塗料で塗装した、一見家具のようなデザイン
- 小さい。仏間に入れることを想定していないので、サイズは様々。家具を選ぶ感覚
予算は低価格帯が多いです。
中国産の小型のもので1万円を切るものもあるし、50万円出せばかなりいいものが買えます。
お仏壇の中では低価格帯ですが、家具と考えると50万は高級品ですよね。
高級品=高級家具のような感覚で、くりかえし修理可能。
いっぽう、安価なものは基本的に、使いきりです。
詳しくは:【コンパクト・モダンデザイン】家具調仏壇まとめ【選び方も解説】
その ③ それ以外
それ以外のお仏壇は、まとめると
- 持ち出せない造り
(仏間に造り付けや、お寺の屋根が入っているようなお仏壇)
詳しくは:【寺院風仕込み壇】造り付け仏壇【仕様・価格も解説】 - 持ち運ぶタイプ
(ポータブル仏壇など) - 信仰ではなく、供養のためのお仏壇
(ペット仏壇、水子仏壇など)
✓ お仏壇はだいたいこの3パターンに分類されます。
この中から自分にあったものを探すのがベストですね。
「それぞれの特徴はだいたいわかった。」
「結局どのお仏壇がおすすめなの?」
選ぶ際の注意点は3つです。
お仏壇選びの注意点
お仏壇を選ぶ際は、以下の3点に注意しましょう。
- ①どこに置く?…配置場所
- ②古いお仏壇がある場合…お洗濯・リメイク・処分
- ③予算…本体、ご本尊、仏具
①お仏壇を置く場所
まずは置く場所を決めるべきです。
- 仏間に置く?
- 和室に置く?
- 洋室に置く?
- 部屋の、どのスペースに置く?
- 置くスペースの寸法は?
以上をまとめてから、お仏壇探しをしましょう。
なぜなら、お仏壇はそうそう買い換えるものではないし、一度置いたら動かしにくいもの。
例えば、金仏壇の大仏という、最大幅が120cmほどあるお仏壇があります。
これを八畳の部屋にドシンと置こう!と思うと、かなり「デカく」
生活に支障が出てしまうかもしれません。
逆に、和室の1間仏間などの、大きな仏間に50cmの家具調仏壇を置くと、仏間ががらんどうで、なんだか寂しいお仏壇に見えてしまいます。。
詳しくは:【向き・方角・置き方・転倒防止】お仏壇の配置方法まとめ【選び方も解説】
②古いお仏壇がある場合
古いお仏壇がある場合は、修理やリメイクも検討してみましょう。
修理のメリット
- 価値を引き継げる。
- 同じものを新しく買うよりおトクになることも多い。
- 状態がよければ、クリーニングでよみがえる。
- 金具はメッキし直せばピカピカに。
詳しくは:【クリーニングからリメイクまで】お仏壇の修理まとめ【仏壇職人が解説】
上記に当てはまらず、古いお仏壇を処分する場合は、購入と同時に処分すると処分代が浮く、なんていうこともあります。
この辺りは、販売店との交渉しだいですね。
予算による違い
あとは予算ですが、トータルの予算を考えて購入しましょう。
お仏壇の主役はご本尊です。
お仏壇はご本尊を祀るためのものだから、ですね。
お仏壇本体に予算をかけすぎてしまって、肝心のご本尊が適当、なんてことがよくあります。
特に、仏具コミコミのような商品は要注意。
主役がオマケになってしまっていませんか?
詳しくは:【仏像?掛け軸?】お仏壇のご本尊まとめ【仏様はお仏壇の主役です】
お仏壇購入に合わせて、必要な仏具も見ておきましょう。
詳しくは:【仏具・お供え】お仏壇の飾り方まとめ【各宗派のルール】
まとめ 自分に合わせたお仏壇を探そう
記事のポイントをまとめます。
- お仏壇の種類は大きく分けて3つ。
- ① 金仏壇 ② 家具調仏壇 ③ それ以外
- 選び方の注意点は3つ。
- ① 配置場所 ② 古いお仏壇の有無 ③ 仏壇本体以外の予算
- 古いお仏壇がある場合は、修理・リメイク・処分の検討
- お仏壇の本質はご本尊の入る場所。ご本尊えらびも大切に。
こんな感じです。
最後のご本尊えらびに関しては、購入されたあとに、
「仏像にしておけば良かった。。」
「毎日見ていると、なんかお仏像の顔が、コワイ」
「掛け軸が印刷と知らず、曲がってきた!」
など、わりと悩みが生まれやすいところかな、と思ったので執筆しました。
最後に宣伝ですが、マルスエではお客様にピッタリのお仏壇を作ることが得意です。
職人集団で製造がメインの当店は、時代の変化で色々なお仏壇を製作してきました。
「ネットや店舗でお仏壇を見たけど、気に入ったものが見つからない」
「置きたい場所にジャストサイズのお仏壇が見つからない」
そんな悩みがあれば、ぜひ当店にご相談ください。
情報提供可能です。