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【コンパクト・モダンデザイン】家具調仏壇まとめ【選び方も解説】

question rabbit

家具調仏壇について知りたい人
「洋室に合う仏壇を探している」
「家具調仏壇について知りたい」
「調べてみたけど、種類が多すぎて、よくわらかない」

こういった方向けに執筆しています。

✓ 本記事の内容

  • 家具調仏壇についてわかる。
  • 家具調仏壇の選び方が分かる。
  • 家具調仏壇を納得して買う方法が分かる。

マルスエ佛壇は色々なお仏壇を製造・修復していますが、中でも「塗師」という、お仏壇の塗装の分野で一番長い歴史と実績があります。

漆塗りの他、塗装ブースを工場に持っていて、家具調仏壇をカシューやウレタンで塗装する、という業務も、マルスエ佛壇のしごとの一つです。

その経験から、この記事では家具調仏壇について解説します。

コンパクト・モダンなお仏壇、家具調仏壇とは

家具調仏壇

お仏壇は大きく分けて、「家具調仏壇」「金仏壇」「その他のお仏壇」の3つに分けられます。
本記事では、「家具調仏壇」にフォーカスして解説します。

参考記事:【種類多すぎ?】お仏壇の選び方まとめ【予算も解説】

家具調仏壇の定義

「家具」をイメージして作られたお仏壇が、家具調仏壇です。

和室や仏間を作らない住宅が増えて、和なデザインである金仏壇では洋室に合わない、という理由で、家具調仏壇が登場しました。
なので、基本的に洋室向けのデザインになっているものが多いのが家具調仏壇です。

家具調仏壇金仏壇
コンセプト家具お寺のジオラマ
デザイン洋室に合うデザインお寺のデザインを引き継ぐ
配置場所洋室向け和室・仏間向け
サイズ比較的、小さい比較的、大きい
価格比較的、安価比較的、高価

以上が家具調仏壇と金仏壇を比較した場合の違いです。

家具調仏壇の種類

  • 床置きタイプ(台付き)
  • 上置きタイプ(台なし)
  • 壁掛けタイプ

ディテールやデザインを含めると多様ですが、大きくわけると上記3タイプの家具調仏壇に分かれます。

置くスペースやデザインから選べるようになっています。
まずは置くスペースを検討しましょう。
以下に家具調仏壇を選ぶ際の情報をまとめます。

家具調仏壇のサイズ

色々なサイズの家具があるように、家具調仏壇は自由な設計が可能です。

金仏壇の場合は彫刻や屋根があり、サイズを決めるのに全ての工程を揃える必要があるため、規格化されていますが、家具調仏壇の場合は屋根や彫刻がない場合がほとんどなので、規格がなくサイズが自由という特徴があります。

オーダーメイド、既製品に関わらず、お仏壇を置くスペースを決めて、ぴったりのお仏壇を探す流れになります。

家具調仏壇の材質

家具調仏壇の印象を決める一番の要因は材質です。

モダンデザインの家具調仏壇の場合、木目調が主流です。
どの材質が使われているかで、木目の柄・色が大きく違い、印象も大きく変わります。

木材一覧

木材一覧

一般家具によく使われる材が、家具調仏壇でも使用されています。
お部屋の雰囲気・既存の家具とのバランスを考えて選ぶことができます。

家具調仏壇の宗派

家具調仏壇に宗派はありません。

家具調仏壇はお寺のデザインを引き継いでおらず、仏教的なデザインをほとんど取り入れていないので、宗派による差がないからですね。
それどころか、他宗教、たとえばキリスト教の祭壇にしたりすることも可能です。

補足情報

お仏壇本体や仏具は仏教的なデザインをほとんど取り入れていないため、宗派を問わず選べますが、ご本尊は宗派による違いがあります。

宗派別のご本尊に関しては以下の記事にまとめています。

詳しくは:【仏像?掛け軸?】お仏壇のご本尊まとめ【仏様はお仏壇の主役です】

家具調仏壇の選び方

サイズを決める

まずは、サイズを決定しましょう。

オーダーメイドなら問題なしですが、規格品を購入する場合は、「うまく配置できるか?」は重要です。
仏間に入れる場合は仏間の内寸法、仏間以外に置く場合は置くスペースの寸法から逆算できます。

また、毎日使うのにストレスにならないよう、毎日の動作を考えて配置しましょう。

意外な落とし穴もあり、注意です。

扉は開く?

家具調仏壇の扉は観音開きのものが多いです。
扉が90度しか開かない、とかだと、かなり使いづらいお仏壇になってしまいます。
壁側に配置する場合は、扉の開くスペースを確保するとストレスになりません。
壁側に配置する場合は、扉のないもの・スライド式のものもあります。

納入可能?

家具調仏壇は比較的小さく軽いですが、材質によっては重いものもあります。
そして、木製の塗装品ですので、乱暴な扱いはNGです。

手も入らないような、余白のないスペースへの納入は、受け付けていない業者もあり、注意です。
*納入機材を使えば、極端な場合を除き、対応可能。

詳しくは:【向き・方角・置き方・転倒防止】お仏壇の配置方法まとめ【選び方も解説】

可能な限り、購入前に仏壇店に来てもらって、配置場所を調査・採寸してもらった方が良いですね。

デザインを決める

「お部屋の雰囲気に合うかな?」
を考えてデザインを選びましょう。

材質 × 塗装方法で、色々な雰囲気が出せるのが家具調仏壇のメリットです。

もちろん、決まりはないので好きなもので大丈夫です。
とはいえ、失敗したくないので、悩みますよね。

参考外部リンク:インテリアの基礎知識 | 家具の選び方のポイント
参考外部リンク:圧迫感の心配なし!背の高い家具を上手に取り入れる、2つのポイントとは?|Re:CENO Mag

分かりやすい解説のリンクを貼っておきました。
家具選びのプロの意見はとても参考になります。
僕もよくこのような記事を読んで、勉強しています。

サイズ感とカラーをうまく組み合わせることで、選択の範囲が広がります。

価格

材質やデザインで価格が変わります。
たとえば、有名なデザイナーが手掛けてブランド化されているものは高価です。

家具調仏壇は金仏壇と違い、伝統的なデザインがあるわけではなく、製品ひとつひとつにデザインが入ります。

優秀なデザインとそうでないデザインでは、統一感や高級感の見た目のクオリティ、使い勝手や耐久性の機能面のクオリティが大きく異なります。

また、材質ですが、

  • 無垢材(木材をそのまま製材したもの)
  • 集成材(木材を貼り合わせたもの)
  • 突板(つきいた)材(MDFなどの芯材に、薄い木材を貼り合わせたもの)
  • プリント材(MDFなどの芯材に、プリントシートを貼ったもの)

リストの上にいくほど、高級品になります。

木材のメリット

耐用年数が長い

MDFやベニヤなどは、素材を接着剤で結合しているので、接着剤が劣化すると分解してしまいますが、木材は単層のため、木材自体の寿命を全うできるので、比較的耐用年数が長いです。

湿度の変化に強い(調湿作用)

「木は呼吸する」というのを聞いたことがあるかもしれません。 天然木材は、周りの湿度によって、水気を吸収したり放出したりする特性があります。
そのような特性から、比較的水に強い素材である、と言えます。

天然の柄なので、同じ柄がふたつとなく、オリジナル

木目は成長過程で生まれるもので、全く同じものは一つとしてありません。
人の指紋のようなもの、と考えるとイメージしやすいかもしれませんね。

木材のデメリット

高価である

木材(特に無垢材)は合板と異なり、原木から切り取ったものをそのまま使用するため、使用できる量が限られており材料費がかかってしまうのが理由です。(合板などは端材を利用することができます)

狂いが出たり、反ったりすること

木材は、梅雨などの湿度の高い時期に膨張し、空気が乾燥する冬に収縮するといったケースがあります。
その過程で引き出し部分の動きが悪くなったり、扉が反ってうまく閉まらなくなったりすることがあります。

ひとつひとつ柄が違うこと

これは同じ柄がふたつとなく、オリジナルであることのマイナス部分です。
例えば、カタログで見たものと現物では木目が違うため、写真と全く同じ製品ではないというケースが生まれます。

合成材のメリット

安価であること

合成材は木の端材を使用でき、無駄がないので、安定して材料が供給されています。
そのような理由から、製造コストが安く、安価です。

狂いが出にくい

合成材は天然の木材が持つ「木目」による繊維の向きなどがなく、クセがないので、反りにくいです。また、木材のように呼吸しないので、膨張・収縮がなく、狂いが出にくいです。

デザインが豊富

合成材は突板やプリントでデザインされているので、デザインが豊富です。

突板材のデメリット

低寿命

MDFやベニヤなどの合成材は、素材を接着剤で結合しているので、接着剤が劣化すると分解してしまいます。

湿気に弱い

MDFは「紙」、ベニヤなどの合板は「薄い木をサンドイッチしたもの」ですので、水に濡れるとふやけたり、接着剤が剥離して分解したりする弱点があります。

修復不可・剥離の恐れ

前項の湿気によるダメージを受けると、素材として修復不可能な状態になり、修復は困難です。
また、接着剤が劣化すると、突板やプリント部分が剥離してしまうことがあります。

素材の違いまとめ

上記のように、素材にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
また、あくまでデメリットは素材の持つデメリットであり、塗装技術である程度カバーされたものが製品化されています。

記事のまとめ

家具調仏壇について書いた記事をまとめます。

  • 家具調仏壇=洋室のデザインに合うよう、作られたお仏壇です。
  • お寺を模しておらず、仏教的なデザインがほとんどありません。
  • 家具選びのように、自由なサイズ・デザイン選びが可能です。
  • 置くスペースを採寸して、毎日のお参りの動作も考えて配置しよう。
  • インテリア要素が高いので、お部屋に合うデザインを選ぼう。
  • 素材と価格は比例します。素材ごとの特性を知って、選択しよう。

こんな具合ですね。

金仏壇と比較して、嗜好による選択肢が多いことが家具調仏壇の魅力ですね。

「種類が多すぎて悩んでしまう」
「こんな感じのものはないですか?」

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