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【掃除・お磨き・DIY方法】お仏壇のお手入れまとめ【仏壇職人が解説】

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お仏壇を置く場所に悩む人
「お仏壇のお手入れの仕方が知りたい」
「お仏壇の不具合を直したい」
「専門知識がないので、どう触っていいのか分からない」
「自分で出来る方法、自分では出来ないことの頼み方が知りたい」

このような疑問にお答えします。

✓ 本記事の内容

  • 自分でできる、お仏壇のお手入れ方法がわかる
  • お手入れするときに気を付けること
  • 不具合がある場合の対処方法がわかる
  • 依頼する場合はおすすめの仏壇店がわかる

マルスエでは大正14年創業以来、お客さまに合わせた仏壇造りをテーマにしており、お客さまから色んな悩みを聞いてきました。

また、職人として、販売店として、年間100本以上のお仏壇に関わっています。
お仏壇は配置場所、年数によっていろいろな汚れ・不具合が起きてきます。
その経験から、今回の記事では「お仏壇のお手入れ」にフォーカスして、解説していきます。

また、お仏壇はいろいろな種類があり、どこで作られたか?いつ頃作られたか?状態はさまざまです。
記事を読んでみて、「自分の場合はどうなんだろう?」という疑問が湧いたら、お気軽にお問い合わせください。
目安ですが、2営業日ほどで返信できます。

*記事は3分ほどで読み終わります。詳しい解説は詳細リンクを貼っておきました。

お仏壇のお手入れ方法

自分で出来るお仏壇の掃除方法・磨き方

ほとんどの掃除や磨きは自分でも出来ます。
簡単な掃除や、お磨きなら専門的な道具は不要だからです。

たとえば、マルスエでは、

お盆前や年末などのご親族が集まる前
また、法事やお彼岸などの仏事の前

にお宅にお伺いして、お仏壇を出張クリーニングするサービスを提供しています。

どんなことをやっているかというと、

「気を付けて、水拭きをする」

実は、これだけです。

お掃除の手順は、

  1. 仏具の配置をおぼえておく
    *詳しくは【仏具・お供え】お仏壇の飾り方まとめ【各宗派のルール】
  2. お仏壇から仏具を全部出す
  3. ホコリを払う
  4. 水吹きする
  5. 仏具を掃除して、戻す

以上を行います。

よくある厄介な汚れをまとめます。

ろう汚れ

溶けたろうそくが垂れて、固まってしまった「ろう汚れ」は厄介です。

「ろう」は木蝋といって、植物性の油なので、水拭きでは取れません。
プラスチック定規のような塗りを傷付けないもので、ある程度除去してから、アルコールで吹くときれいになります。

水アカ

次に、水アカです。

お仏壇の中は花瓶や水入れなどがあり、こぼしたまま乾燥したところが白い水アカのようになることがあります。
塗りの部分が水拭きできれいにならない場合は、塗料用のコンパウンドで磨くときれいになりますが、やりすぎて塗りが剥げてしまわないように注意しましょう。

真鍮製仏具の変色

あとは、真鍮製の仏具のお磨きです。

金メッキやコーティングがしていないもの*なら磨いてきれいにすることが可能です。
「ピカール」という金属用研磨剤だけでも磨けますが、「テガール」という薬品を使うと早くきれいに磨けます。
*要注意:金メッキやコーディングがしてある仏具を磨いてしまうと、金メッキやコーティングが剥がれてしまいます。

また、真鍮は磨いてもすぐに表面が変色してしまうので、磨く手間に疲れたら、今持っている仏具を金メッキやコーティングしてお手入れ不要にすることも可能です。

お手入れの時気を付けること

お仏壇を掃除するとき、触らないほうがいいところ、気を付けて作業した方がいいところがあります。
知らずに作業すると、お仏壇を壊してしまい、要注意です。

塗りの部分

古いお仏壇になると、塗装が浮いている箇所があるかもしれません。
強く拭いたり、高圧のエアーでほこりを払うのは避けましょう。

金箔の部分

水拭きすると剥がれてしまうので、水吹き厳禁です。 ホコリを落とす程度にして、必要なら優しく空拭きする程度にとどめましょう。

彫刻の部分

お仏壇の彫刻は繊細です。
ダスターが引っかかって折れてしまうことがあるので、ほこりを払う程度にしましょう。

蒔絵の部分

お仏壇の蒔絵は「平蒔絵」といって、剥がれやすい蒔絵の場合が多いです。
水拭きや、強く乾拭きするのは避けましょう。

金具

金具は金メッキや千徳などで表面が処理してあります。
磨くと地金が出てしまうので、磨くのは厳禁です。

以上のことに気をつけて、お手入れしましょう。

お仏壇のよくある不具合

不具合がある場合は、仏壇店に相談した方がいいかもしれません。
不具合をDIYで直すのは難しいです。

お仏壇は木製品です。
「木は動くもの」という事実がある以上、不具合が起きた場合は、全体をチェックした後、原因を考えつつ直す必要があります。

よくある不具合をまとめます。

「扉がうまく閉まらない」「開くとき、音がする」 → 蝶番の調整

「引き出しがうまく動かない」 → 木の反り、釘の緩み

「電気がつかない」 → 電球切れ、電気配線の不具合

などなど。

放置しておくと、他の部分を痛めてしまったり、電気のトラブルは思わぬ事故に繋がるといけないので、はやめに相談して直すことをおすすめします。

自分でできること、依頼した方がいいこと

前項を読んで、お手入れ方法は分かったと思うので、DIYで出来そうなところ、頼んだほうが良さそうなところをまとめます。

自分でできること

  • ホコリや汚れを落とすお掃除
  • 仏具のお磨き
  • 電球の交換

依頼したほうがいいこと

  • 金箔部分や彫刻の汚れが気になる場合のお掃除
  • 解体が必要になるようなお掃除(クリーニング)
  • 仏具の金メッキ・コーティング
  • 電気配線の直し

以上です。

もちろん、器用な方はチャレンジしてみてもいいでしょう。
メールで相談にも乗りますよ。

また、お手入れの限界がきたら、解体クリーニングを検討してもいいかもしれません。

参考記事:【予算を抑えてお仏壇を綺麗にする方法】お仏壇のクリーニング【予算や期間も解説】

製造力のある仏壇店はもし何かあっても、自分で治せるので、思い切った掃除が出来るという事実もあります。

記事を書いている僕はDIYが好きで、何でも自分でやりたい派ですが、さんざん解体しておいて、プロに泣きついた経験があるので、「餅は餅屋」はあると思います。余談です(笑)

記事のまとめ

記事をまとめます。

  • 日頃のお手入れは自分でできます
  • 注意するところに気を付けて作業しましょう
  • 不具合を自分で直すのは、難しい
  • 依頼する場合は製造力のありそうな仏壇店に依頼しましょう

お仏壇の手入れをこまめにすることは、お仏壇の点検に繋がります。
定期的に点検していれば、大きな修理が必要になる前に不具合を発見して対処出来るかもしれないので、まずは簡単なお手入れから挑戦されてみては如何でしょうか。

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