【お仏壇の悩み】移動・預かり・処分方法まとめ【DIY方法も解説】
✓ 本記事の内容
- お仏壇の移動方法がわかる
- お仏壇の処分方法がわかる
- 自分でする場合は、やり方が分かる。(よくあるトラブルも)
㈱マルスエは大正14年より続く仏壇店です。
歴史が長いので、ありがたいことに、 先代が作らせていただいたお仏壇の相談をよく頂いています。
そしてこの記事を書いている僕は、アラサー子持ちでして、現代特有の仏壇の悩みも理解できます。
最近のDIYで何でもやってしまう知人などの知見を交えながら、解説していきます。
お仏壇の移動・預かり・処分方法(それぞれまとめます)
お仏壇の移動方法
移動する際の流れです。
- 仏具の配置を覚えておく(写真撮影)
- 移動する際に動いてしまうところを固定して、ぶつかりあう所は緩衝材を入れる
- 家に傷がつかないよう、養生する
- 移動先に安置して、仏具を並べ直す
重量は一間の大仏サイズで大人の男4人ほど必要になります。
以上の流れでだいたいどのお仏壇も移動できるので、DIYで行うことも可能です。
...と書いてしまうと「簡単じゃん」と判断して、後から怪我や損壊で後悔するといけません。
後ほど記載しますが、注意点を必ず読んでくださいね。
一人で持てる小さいものや、よほど自信がある場合以外は、プロに頼んだほうがいい場合が多いです。
詳しくは:【引っ越し・部屋移動】お仏壇の移動方法【注意点も解説】
お仏壇の保管方法
倉庫があればそこへ移動するか、仏壇店が預かってくれるサービスもあります。
逆に、仏壇店以外でお仏壇を保管してくれるサービスはあまりないです。
建て替えや引っ越しで、すぐに新居にお仏壇を持っていけない場合は、先述の移動方法で倉庫に持っていくか、 仏壇店さんに預かってもらいましょう。
ほとんどの仏壇店で移動〜預かりまでやってくれると思います。
預け賃はお店によってまちまちですが、だいたい月極駐車場くらいかと。
参考までに、マルスエでは、10,000円/月でお預かりしています(移動費は別です)
お仏壇をやめる場合(処分方法)
処分も自分でおこなうか、仏壇屋に依頼するかの二択です。
宗教用具にあたるお仏壇ですが、処分する際は分別ゴミになります。法律上の話ですね。
ご自分で処分される場合は、地方自治体によって処分方法が異なります。
お仏壇をそのまま粗大ゴミとして出せる地域もあれば、解体分別が必要な地域もあるようです。
参考外部リンク:名古屋市:粗大ごみ手数料のめやす(暮らしの情報)
上記の表でいくとお仏壇の処分料は1,000円ですね。
個人で処分する場合は「家庭ゴミ」として扱えるので、安いです。
(仏壇店の場合ですと「産業廃棄物」+「供養」となり、手間賃を除いた処分料が高くなります)
もちろん個人の考え方なのですが、ご依頼いただく方のお話を聞くと、信仰していたものをゴミとして処分するのは心情的に気後れしてしまう、という意見もあります。
そういう場合は依頼して任せてしまうのも一手でしょう。
詳しくは:【撤去・廃棄の悩み解決】お仏壇の処分方法【DIYも可能です】
業者に頼むか、自分で行うか
移動・預かり・処分は特別な工具が必要ということはないので、DIYで済ませてしまうか・仏壇店に依頼するか下記を読んで決めましょう。
DIYの場合
DIYで済ませてしまえばもちろん費用は浮きます。
小型のものほど難易度は低いです。
ただし、後述しますが、不注意で怪我や損壊に繋がること、もしそうなってしまった場合直す費用が発生してしまうデメリットがあります。
仏壇店に頼む場合
仏壇屋さんに任せてしまえば、手慣れた作業になるのでその点は安心な点・見えない要修復箇所が見付けてもらえるということもあったりします。
デメリットは費用がかかることです。
なお、なるべく近くの信頼できる業者に頼むのがオススメです。
遠いと高額になりやすいです。
移動・処分は基本的に一日で終わってしまう作業なので、遠方の業者に頼むと、交通費がかさんで高額になりがちです。
預かりは基本的に都会ほど高いので(おおよそ月極駐車場代が多い)、少し遠くても預かり費が安ければ相殺できる可能性もあります。問い合わせてみましょう。
DIYで行う場合の注意点
注意点に気をつけて作業しましょう。
ものによりますが、重量があり危険。事故は怪我や高額修理につながります。
移動
- 仏具の並びを記録しておく
- 動く箇所を固定する
- 角を養生する
- 平行に運ぶ
処分
- 地方自治体のルールを確認しておく
- 供養方法を調べておく
預かり
- 移動に気をつける
- 高温多湿は避ける
- 直射日光を避ける
- 長期保管の場合は、湿気抜きを定期的にする
まとめ DIYは慎重に!不安なら無理せず依頼
記事のポイントをまとめます。
- お仏壇を移動する際は十分注意して作業しよう。
怪我や損壊など、からだや財布が痛みます。 - お仏壇の処分は、法律上「家庭ごみ」。
地方自治体によって違うので、要確認。 - お仏壇を一時保管する場合はメンテナンスが必要。
- お仏壇は高価なものであり、損壊すると高額修理になりがち。
不安なら仏壇店に相談・依頼しよう。
こんな感じです。
余談ですが、僕自身DIYが好きで、なんでも自分でやりたい派です。
ノウハウがわかるし、あわよくば費用が浮く!と思ってしまいます(趣味です)
なので、DIY寄りに書いてしまった感がぬぐえません(笑)
途中で「業者に頼んだほうがよかった」と思うことはあるあるなので、もしわからないことがあればお問い合わせくだされば、ご相談に応じます。