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【価値を引き継ぐ修復】お仏壇のリメイク【おトクな方法】

question rabbit

お仏壇のリメイクについて知りたい人
「仏壇のリメイクについて知りたい」
「お仏壇を引き継ぐか、処分するか悩んでいる」
「古い仏壇を引き継ぎたいけど、新居には仏間がない」
「おトクなリメイク方法があれば、知りたい」

上記の疑問に答えます。

✓ 本記事の内容

  • お仏壇のリメイクについての解説
  • おトクなお仏壇のリメイク方法

マルスエ仏壇が年間100本以上、手掛けているお仏壇は「新規」「修復」「リメイク」のいずれかです。
近年、お仏壇のリメイクの依頼が多くなっています。

そして、この記事を書いている僕はアラサー子持ちの世代で、現在の住宅事情がよく分かります。
ハウジングプラザへモデルハウスを見に行くと、仏間どころか、和室ないですもんね。
そんな時代の変化から、これからのお仏壇のあり方を考えていく上で欠かせないお仏壇リメイクについて執筆します。

お仏壇のリメイクとは?

脇世間→大仏のリメイク *こちらは脇世間を大仏にサイズアップする、という少し珍しいリメイクです。
屋根は引き継ぎ、中板を追加して、大仏にサイズアップしています。

お仏壇のリメイクの定義

リメイクは、サイズ変更・デザイン変更を伴うお仏壇の修復です。

サイズの不満、デザインの不満を解決する修復方法が「お仏壇リメイク」となります。

「旧宅にお仏壇がある。新築にお仏壇を持っていきたいけど、大きすぎて入らない」
「引越し先には和室や仏間がなく、洋室に置くと金仏壇のデザインが部屋に合わない」
「住宅事情で、実家のお仏壇を引き継ぐか、仏壇じまいするか悩んでいる」

このようなニーズに応えるために出来た方法が「お仏壇リメイク」ですね。

お仏壇のリメイク方法

  1. サイズ変更
  2. デザイン変更
  3. サイズ・デザイン変更

リメイクには上記3パターンがあります。

①サイズ変更

お仏壇のデザインはそのままに、お仏壇を解体後、部品を加工・新調してサイズを変更します。
幅・高さ・奥行きの変更が可能です。

②デザイン変更

お仏壇の大きさ(主に、屋根などの内部パーツ)はそのままに、お仏壇を解体後、外観の部品を加工・新調して、塗装します。
外観を、家具調のような木目調のモダンなデザインや、ピアノのような鏡面塗装のデザインに変更します。

③サイズとデザイン変更

まずは希望のサイズ・デザインを作成します。
お仏壇を解体後、希望のサイズ・デザインに沿って、パーツを加工・新調して、塗装します。

POINT

「欄間の彫刻が気に入ってるから、どこかに使えないかな?」
「先祖代々使ってきたお仏壇なので、この部分は変えたくないな…」
「金具が金色で部屋に合わないけど、黒にしたら合うかも?」

施主の要望と、製造者のプロの意見を交換して、納得いくカタチに落とし込むと、後悔が残りません。

リメイクのメリット・デメリット

メリット

  • 「今はもう、技術的に作れない」「今作るととても高い」というお仏壇の部品は多く、その価値をそのまま引き継げる。
  • 先祖が大切にしてきたお仏壇の要素を引き継ぎつつ、今の生活のカタチに合わせられる。
  • 予算圧縮を狙えば、同等のものを作るより安く済む場合がある。

デメリット

  • 買い替えと比較すると、修復期間がかかる。
  • 希望のサイズ・デザインが、技術的に不可能な場合がある。
  • こだわるほど価格が高くなってしまう。

買い替え・リメイク共に一長一短があります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、選択しましょう。

おトクなお仏壇のリメイク方法

ここからはおトクなリメイク方法を考えていきます。

構造から考える

お仏壇はたくさんのパーツから作られますが、大きく分けると、

  • 台周り
  • 本体
  • 戸障子
  • 段周り
  • 屋根
  • 彫刻
  • 金具

に分かれます。
この、大きく分けた部分をそのまま引き継ぐ方法を取ると、パーツの加工や新調のコストが削減できます。

屋根はそのままに、外観をモダンデザインに変更する。
段周りの幅だけ改造し、屋根を外して、外観をサイズダウンする。

などは、おトクな修復が狙える方法です。

パーツから考える

お仏壇のパーツは、高価ゆえに中国製が主流になっているパーツがあります。 具体的には、彫刻・屋根は中国製パーツでよくコストダウンされる場所です。

古いお仏壇には国産の意匠性の高い彫刻・屋根が使われているケースも多く、そのようなパーツは現在、お仏壇の最高級品である「伝統工芸品」に使われているため、引き継ぐ価値があると言えます。

質の高い国産彫刻を、サイズ変更して引き継げないか?
質の高い屋根をサイズ変更したり、加工して引き継げないか?

このあたりは、製造力やノウハウが必要なため、リメイクが得意な業者に相談してみましょう。
餅は餅屋です。施主では思いつかないアイディアを持っていると思いますよ。

記事のまとめ

  • サイズ・デザインの変更を伴う修復が、仏壇のリメイクです
  • 大きさの不満は、サイズ変更のリメイクを行います
  • デザインの不満は、デザイン変更のリメイクを行います
  • サイズ・デザイン両方を変更するリメイクも可能
  • リメイクには技術が必要。プロに相談しつつ、リメイクの計画を作りましょう
  • コツを抑えて、より価値の高いお仏壇をおトクにリメイクしましょう

以上の通りです。

リメイクは「木地加工」「塗装」がメイン工程となりがちなので、その辺りが得意分野である業者ほど、柔軟なリメイク方法を提案してくれると思います。

ポジショントークになってしまい、スミマセン。
マルスエ佛壇は、どちらの工程も専門分野なので、ぜひぜひご相談くださいませ。

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